2021/04/03

ピンクの枝垂れ桜

風にゆられて右に左にゆ〜らゆら

時は流れて

新型コロナが騒がれて１年３ヶ月過ぎた。日本では最初は大型客船ダイヤモンド・プリセス号内での感染で事が始まった。WHOによってパンデミックが認定されたのは去年の３月１１日だった。その後感染の勢はいっこうに止まらない。ロックダウン、緊急事態宣言などで人間の行動が極端に制限されて下火になるかに見えて、解除とほぼ同時に感染拡大が顕在化し拡大していく。

こんな状態がこの先もきっと続くのだろう。何の巡り合わせか日本はこんな時にオリンピッック開催国になった。開催が日本に決定した時は日本はお祭り騒ぎで湧いたし、前回のブラジル、リオのオリンピックの閉会式では時の安倍首相がマリオに扮して会場に出現して湧いていた。そのオリンピックが３ヶ月後には日本で開催となり聖火リレーも進行中だ。

２０２０年の日本でのオリンピックが新型コロナパンデミックで延期と決まった時、識者は２年延長が好ましいと進言していたが安倍首相と森大会組織委員長の話し合いで何の根拠もなく「えいやっ」で１年後の同じ日に開催と決まった。世論調査では開催に反対or再延期に大きく傾いているが、新型コロナと付き合いながらの開催で決定した。

こんな不安な中、新型コロナの勢は止まらない。「人類が新型コロナに打ち勝った証としてオリンピックを開催する」と菅首相は言った。丁度１０年前、東日本大震災後に安倍首相が「原子力発電所の安全は完全に制御されています」と言った事を思い出す。やれやれだ。こんな中でも、春になって桜が咲き、新芽が出て緑の若葉を見ると本当に癒される。本音。