2018/09/20
ギリシア クレタ島にもいた蝉
羽が透明で見つけるのが難しい・・

クレタ島の蝉
クレタ島での朝食は何時も7時半からだった。オイラ達は何時も見晴らしの良い庭のプラタナスの木の下で朝食を取った。4Fのベランダから何時も7時近くになると係のウエイターがテーブルセッティングをするのが見えた。オイラは毎朝朝日が水平線上に現れ昇る写真を撮り終えるのが6時45分ころで、その後に見下ろす光景が朝食の準備だった。
何時も7時半に下りてゆき、毎日座るテーブルがもう決まっていた。庭の見晴らしが良くて太陽が昇った後も日陰が出来る木の下。その木には蝉が沢山とまっていて8時くらいになるとどれか1匹(蝉は匹?)がミンミン鳴き出すと間もなく全部が一斉にうるさいくらいに鳴き出す。何かの拍子に鳴き止むときは皆一斉に鳴き止む。
蝉って考えてみれば不思議な昆虫だ。蝉が鳴くと言ってもこれは主に雄が腹部に発音器があっていろんな種類がそれに寄って特有の音を出すということらしい。卵は枯枝や生木や果実に産み、孵化して地上に落ち地中に入ってから木の根から汁を吸って育つらしいが、その地中生活が約7年、アメリカでは17年も地下にいるのもいるらしい。
それが夏に地上に出て来て木の上で鳴くのが10日内外だとか。蝉の世界でも雄がやはり雌より短命らしい。そんな事を知ると蝉の声が愛おしい。クレタ島のホテルの庭で毎朝蝉の鳴き声を聞きながら食事をした事をこれからもずっと忘れないだろうと思う。
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