2020/11/30
ホワイトカープ(赤ヘルの赤い鯉じゃない)
自然のスポットが当たり幻想的だった
「悩む暇ありゃ 動きなさいよ」
ご存知内海桂子さんが90才の時に出された本だが、読み終えた。文字数の少ない、文字の大きな、しかも随所に写真入りで200ページもない本だからあっと言う間に読める本だけど、いろいろと想像しながら読むとなかなか味わいのある本だった。内海桂子さんの生まれ、生い立ちなどと重ねて考えを巡らしていくと、生涯を独立心を持って不屈の精神で泣き言を言わず前向きに楽しみながら送られた事に心から感心した。
見得を張らず、隠し事をせず、恥をさらし、心からの声で堂々と生きられたのだろうと思う。なかなか出来る事ではないが16才で漫才の舞台に立って今年の8月に98才を目の前にして97才で亡くなられる迄、元気な現役で活躍して来られたのには頭が下がる。オイラとは比べようもないが身体を張ってご苦労を乗り越えて人の心をつかむ術を会得して来られたんだと思う。
本の中で数行だが弟子のナイツさんコンビのこともチクリと刺しておられたが、勿論、日頃の関係の良い間柄と愛情からくる言葉だろう。「師匠の事だって遠慮せず歯に衣被せずこう話せばもっと受けるのに」などと書いてあったが納得であった。新宿末広亭でナイツさんには何度も合っているが何時も寄席の席を湧かせている。
テニスで怪我をした右肩の調子が大分良くなって来たがテニスの翌日は未だ痛みとか重みを感じる。二日目で消えるが、しばらくこんな具合が続くだろう。筋の炎症が完全に治っていないから腕全体の筋肉疲労が大きい。筋肉の痛みは72時間で消えるから、このまま続けながら治療もすれば可動域を落とさずに回復出来るはずだ。そんな事思いながらの読書だった。